こんばんは、ヨツミです。
今や子供も当たり前にスマホを持つ時代となり、小学生の段階で自分のスマホを持っている子供も少なくなく、それ故に子供が何らかの形で犯罪に関わってしまう機会が増えました。
きちんと保護者から良い事・悪い事の区別を学べばそのような機会も無さそうなものですが、今回ご紹介する事例では小中学生向けのネットリテラシー講師をしている方のお子さんが渦中に。
そこで今回は、利用制限されたスマホを持ったお子さんがどのように犯罪に関わってしまったのかを解説いたします。
被害者ではなく被疑者の立場に
ほどほどにN2024(@urinorino)さんは小中学生の娘さん2人を持つお母さんで、利用制限されたスマホを持つ中学生の娘さんが結果的に犯罪の手伝いをしてしまったとの事。
娘さんはスマホの利用に関してお母さんとルール作りやペナルティなど徹底しており、決して奔放にスマホを使わせた結果ではない事にご留意ください。
ざっくりとした経緯は下記の通りです。
- 中学生の娘は利用制限してあるスマホを使用
- 親子でルール作りやペナルティも設けた
- ルールで実際に会った人以外とDMなど禁止
- Instagramでイケメンアカウントと知り合う
- 言葉巧みにPayPayアカウント作らされる
- 電話番号やPayPayログイン情報などを教える
- InstagramとPayPayが乗っ取られる
- 詐欺での金銭譲渡用に使用される
- 被害者からの直電で発覚
しっかりとしたルールと利用制限で運用されていたのですが、イケメンアイコンと思春期の好奇心、お母さんの気の緩みで発生したと語られています。
また今回のパターンだと、一見すると娘さんはInstagramとPayPayを乗っ取られた被害者に見えるのですが、警察の説明では反社の活動を補佐する被疑者になりかねない行動だったとの事。
未成年である事や経緯などから立件などはされなかったようですが、一歩間違えば詐欺事件の被疑者となり、本人はもとより家族を巻き込んだ人生を壊しかねない事態になっていたかも知れません。
今回の件は娘さんが根拠のない自信を持っていた事、お母さんがその言葉を信じて安心していた事が原因となっており、難しい問題ですが成人するまで親が子のスマホをチェックするような体制でないと防げなかったでしょう。
子供がスマホを持つのにはそれぞれ家庭のルールがありますが、こうした意図せず犯罪を助けるような事件に巻き込まれるよりは、子供に恨まれてもスマホを親がしっかり管理する方が良いのかも知れません。