こんばんは、ツクシです。
皆さんは世界的に流行し、日本でもその被害が報じられはじめている詐欺「SIMスワップ詐欺」をご存知でしょうか?
結果だけ申し上げますと個人の力では絶対に防げない詐欺で、気がつけば口座の中身が空っぽだったりするとんでもない詐欺なのですが、被害を抑える事は可能です。
そこで今回は、現状絶対に防げない詐欺の被害を最小限に抑えるためあえてスマホの銀行アプリを削除すべき理由を解説いたします。
被害を最小限にする方法
ここ数年急激に被害が増えている詐欺の1つに「SIMスワップ詐欺」というものがあり、この詐欺は私たち個人の力では防ぐ事ができず警察も手を焼いている詐欺手法。
ざっくり説明すると「ターゲットの個人情報を収集」した後、その情報を元に「偽の精巧な免許証」を作成し本人に成りすまして「SIM再発行手続き」を行う詐欺です。
「SIM再発行手続き」を行った瞬間、持ち主のスマホのSIMは無効となり通信機能を失い、その間に犯人は口座アプリなどから送金操作などを行い、その日の内に携帯電話番号自体を解約してしまいます。
通常、こうした普段ない送金などは銀行側から本人に確認の電話を行うものですが、その電話先が本人ではなく犯人になっているので、防ぎようが無いワケですね。
こうした詐欺被害を最小限にするには「スマホに金融関連アプリを入れない」事が最適で、もしすでに銀行アプリのワンタイムパスワード等をスマホに設定している場合は解除し、各銀行が用意している物理トークンに切り替えましょう。
物理トークンであれば電話番号が盗まれただけでは送金ができなくなりますから、口座の情報は見られたとしても出金や送金はできなくなります。
スマホの銀行アプリは確かに便利なのですが、「SIMスワップ詐欺」の場合すでにかなりの個人情報を収集されているので、簡単に銀行アプリにログインされてしまいます。
なのでアプリより不便にはなりますが物理トークンに切り替え、スマホのワンタイムパスワードやSMS認証などを避ける事が現状我々ができる最大限の抵抗と言えるでしょう。