ネットの情報を鵜呑みにし他者を攻撃すると相応の地獄が待っている話


こんにちは、ツクシです。

皆さんは2019年頃から出てきた「草津温泉の町長が女性議員をレイプした」といった記述を見かけた事はありますか?
これが事実なら大変な事件ですし、刑事事件として警察に取り締まってもらい町長を変更して草津温泉の名誉回復を願うところですが、この情報は本当に正しいのでしょうか?

そこで今回は、安易にネットの情報を調べもせず鵜呑みにし当事者を攻撃する事で自分が犯罪者になる可能性について解説いたします。

 

 

ファクトチェックの重要性

今や誰もがスマホを持ちリアルタイムであらゆる情報が配信され、私たちはいつでもどこでも最新の情報を入手でき、古い情報もネット検索で簡単に入手する事ができますね

特にSNS、とりわけTwitterではこうした時事ネタが多く飛び交い、その事件について様々な意見や議論が巻き起こり、「いいね」や「リツイート」の影響でどんどん広範囲に情報が行き渡ります。

2019年11月11日、飯塚玲児著「草津温泉 漆黒の闇 5」という電子書籍が発刊され、冒頭で述べた「草津温泉の町長が女性議員をレイプした」という事件について発信されました。

内容を要約すると、「2015年1月8日に町長室で新井祥子という女性議員が黒岩信忠町長にレイプされた」といった内容で、事実であれば強制性交等罪で刑事事件となりTVやネットを騒がす事件となったでしょう

この情報が出始めるとネット上では新井元町議を擁護する声が飛び交い、同時に黒岩町長を攻撃する発言と草津温泉そのものを貶める発言が拡散し、世界中に発信されフランスから電話取材まで来る事態に。

しかし蓋を開けてみれば、2021年12月に新井元町議が黒岩町長を告訴するも嫌疑不十分で不起訴となり、逆に黒岩町長に名誉毀損と虚偽告訴罪で告訴されている状態

黒岩町長は同様に電子書籍を出版した飯塚玲児氏を在宅起訴、この件について誹謗中傷した者や団体も法的措置を検討しているそうです。

この件について部外者なのに黒岩町長や草津温泉を誹謗中傷した人は非常に多く、内容によってはこれから黒岩町長に名誉毀損などで訴えられる人も出てくるでしょう。

匿名だと思ってネット上で誹謗中傷や犯罪予告のような事をする人が後を断ちませんが、正当な情報開示請求で個人は特定できるので「ネット上に匿名など存在しない」という事を知るべきでしょう

またネットの情報には根拠のないものが多く、1つの情報に関して複数の情報源をチェックしたり発信者や情報源そのものの信憑性を確かめる「ファクトチェック」が重要になってきます。

ネット上では匿名である事と自己顕示欲や正義感による悪叩きが起きやすく、情報が確かなのか調べもせず上部だけ見て攻撃し、あとから被害者ぶる人も少なくありません。

「ネットの情報に乗せられて攻撃してしまった私も被害者」なんて言い訳は、相手を攻撃した事実を許されるほどの理由になりませんから、ネット上での発言には十分注意し、ネットの情報を鵜呑みにせず自分で調べるクセを身につけましょう。