どうして通信速度チェックの結果がバラバラなのか?


こんばんは、ツクシです。

スマホのインターネット速度を調べるためにスピードチェックアプリが多数リリースされていますが、アプリによって結果が異なるのはご存知ですか?
同様にWebサービス版のスピードチェッカーもサービスによって結果が異なり、「どれが正解なんだろう?」と思った人も多いと思います。

そこで今回は、なぜ通信速度がアプリやサービス毎に異なるのかと正確に測る方法はあるのか解説いたします。

 

 

仕組み上「目安」でしかない

スマホ黎明期から通信速度を計測するアプリやサービスは多数存在し、モバイル回線の通信速度やWi-Fiの通信速度を測るために多くの人に利用されてきました。

しかし同じ環境でもアプリやサービス毎に結果が異なっており、それが多少の差なら気にならないところですが大きく異なる場合もあり、どのアプリやサービスがより正確なのか気になりますね

結論から言うと、アプリやWebサービスの通信速度計測では正確な通信速度を計測するのは不可能であり、基本的に全ての結果は仕組み上「目安」でしかありません。

では具体的にどうして「目安」でしかないというと、通信速度の計測は下記画像のように行われているからです。

まず端末から携帯キャリア、またはWi-Fiルーターを通り通信サービスを提供するプロバイダまで繋がり、そこから計測アプリや計測サービスのサーバーに接続し、一定量の通信を行います。

そしてその一定量の通信結果を計測時間で割っておおよその通信速度を算出しているので、端末から各サーバーの物理的距離やサーバー設計など様々な違いから結果に差異が生まれるワケです。

計測アプリの通信先が日本とアメリカならもちろん大幅な差異が生まれますし、サーバーの規模や設計で同時接続時の処理や情報処理効率も変わってきますから、別の計測サービスで同じ結果は絶対出ないと断言できます。

同じ通信状況でサクッと表示される「軽いWebサイト」と表示が終わるまで時間がかかる「重いWebサイト」があるように、計測アプリ毎に違う結果が出るのは仕組み上当たり前なワケですね。

なので計測アプリや計測サービスを使用する時は、絶対条件として日本国内にサーバを置いているものを選び、あくまで「目安」として1つのアプリやサービスに限定して使う事が理想と言えます。

そうすれば毎回同じサーバに接続する事になりますから、端末とプロバイダ間の通信速度を大まかに計測して比較する事ができるので、通信速度を気にする方は日本製のアプリやサービスを使ってみてくださいね。