無料サービスの広告をブロックすると最終的にどうなるのか


こんばんは、ヨツミです。

ネットが普及してから世界中では様々な無料サービスが展開されており、例えばそれは情報サイトだったり、動画サイトだったり、SNSやスマホのゲームなどがわかりやすいですね。
無料で利用できるのは大変ありがたいのですが、中には鬱陶しいくらいに広告が挟まれたり、数秒から数十秒動画広告が表示されて煩わしく感じますが、ではこれらの広告を全部ブロックするとどうなるか想像できますか?

今回は様々な無料サービスに表示される広告などを全部ブロックした場合一体なにが起こるのかを解説いたします。

 

 

利用料の間接的徴収

例えば動画サイトというのは利用者数に応じて指数関数的に維持費が必要となるサービスで、データを保存・配信するサーバー費用はもちろん、多くの技術者を雇い入れなくてはなりません。

世界的に有名な動画サイトであるYouTubeは、プレミアムサービスに課金していないアカウントの場合だと目的の動画が再生される前に、広告動画が数秒から数十秒流れる事がありますね。

あの広告が再生される事でYouTube運営に数円〜数百円の広告料が支払われ、それが「塵も積もれば山となる」ように積み重なって巨額の収益となり、基本的に私たちはお金を払わなくても動画を再生できるワケです

もちろんこの広告表示を煩わしく思い、ブラウザやアプリで広告表示自体をブロックしてしまえる機能を作成・配布している人も出てきましたが、仮にYouTube全利用者がこの広告ブロックを使用した場合どうなるでしょうか?

当然広告が表示されていないのでYouTube側に広告料は入りませんし、例えばYouTubeに動画投稿して生計を立てているYouTuberにも広告料が入らなくなるので、運営もYouTuberも共倒れになるでしょう。

YouTubeは利用者に利用料を強制しない代わりに、広告再生による利用料の間接的な徴収を行なっているワケで、それが断たれたら延々と赤字を生み出すだけのサービスと化してしまいます。

その場合にYouTubeが取れる行動はYouTubeのサービス終了か、Netflixのように有料会員じゃないと動画を見られないようにするしかありません。

もし広告ブロックが一般普及まで進んでしまった場合、現在無料で利用できているあらゆるサービスが全て有料会員限定サービスになりかねませんので、数秒くらいの広告表示は利用料だと思って目を瞑る方が良い結果になるのでしょうね。