こんばんは、ツクシです。
ここ数年はコロナも影響もあり収入が減ってしまった人や職を失ってしまった人が非常に増加し、新社会人の方も就職はおろかバイトすら就けないといった非常に厳しい状況が続いています。
そんな彼らの目に「誰でも1日当たり数万円を稼ぐことができる」という言葉が目に留まり、いわゆる情報商材詐欺に遭う例が増加しているとの事。
今回は消費者庁が発表した資料を元に、どんな内容の詐欺でどのような手法で行われ、結果どのような被害を被るのか解説いたします。
「スマホで簡単に稼げる」は嘘
消費者庁は昨年4月13日、簡単にできる副業に勧誘する情報商材詐欺に関する注意喚起のプレスリリースを発表しました。
発表によれば、2019年からLINEを利用して「誰でも1日当たり数万円を稼ぐことができる」といった勧誘を行い「マニュアル（情報商材）」を購入させる詐欺の注意喚起です。
謳い文句はざっくり「2万円でマニュアルを買えば誰でも毎日楽に数万円稼げる副業が手に入る」といったもので、「数分〜数十分の初期設定」で「寝てても1万円」「1日最大5万円」「毎月60万以上稼げる」などと説明されています。
情報商材詐欺の常套句のありがちでものすごい矛盾を孕んでおり、「イチイチ個人に2万で商材売るよりその副業自分でやった方が楽で高額を稼げる」のは明白ですね。
なんならその情報を誰にも教えずに一人で独占する方が絶対儲かりますから、「売られている儲け話は全部詐欺」と判断して差し支えないと思います。
ちなみにマニュアルの中身はクラウドソーシング（ネット上でクライアントが個人に仕事を発注できる）サイトへの誘導、画像・動画・オークションサイトで自分の仕入れた情報を売る、といった何の価値もないものとなっています。
コロナによる不況によりスマホで「副業」「稼げる」といったワードを検索する人が増え、結果的に副業に関する広告が多く表示されるようになり、「スマホで簡単副業」といった広告に騙されてしまった例が非常に多いそうです。
スマホやネット上に限らず「簡単に稼げる」は絶対に嘘ですし、そもそも儲け話は独占するもので人に紹介する時点で儲からない証拠ですから、甘い言葉に乗せられないように注意しましょう。
