こんばんは、ツクシです。
スマホの中古売買市場は右肩上がりで年々販売台数を増やしており、2022年度は日本でのスマホ販売の5%前後が中古スマホとなっているようです。
筆者も日毎の都合上何度も中古スマホを購入しているのですが、今回遂に懸念していた事故に出くわして中古スマホが使えなくなってしまいました。
そこで今回は、筆者の体験談から中古スマホを使用する上で自分では防げない事故とその対処について解説いたします。
赤ロムという恐怖の中古スマホ
中古スマホは当然個人が使用していたスマホを販売店が買い取った物ですから、SIMフリー端末意外は基本的にどこかのキャリアと回線契約したり機種変更などで購入したものになりますね。
そしてキャリアで購入する場合、大抵は12〜48回の分割購入で携帯電話料金と一緒に払う「割賦契約」を結び、代金を払い終えていないスマホ本体の代金を「残債」と呼びます。
「残債」を残した状態で中古買取に出されるケースも少なくなく、仮にそのスマホを別の人が購入し、元の持ち主が「残債」の支払いをなんらかの理由で滞らせると「赤ロム」という状態に。
「赤ロム」とは「残債」が残っているにも関わらずその支払いが滞り、キャリアがスマホのモバイル通信などにロックをかけ、使用できない上にキャリアに持ち込んでも修理や再契約ができなくなる状態を指します。
筆者の所有していたGoogle Pixel 4もある日突然通信ができなくなり、設定を見てみると「SoftBank(一時的に利用できません)」となり、通知画面では「緊急通報のみ」の表示。
最初はSIMの方を疑いましたが別の端末で正常に動き、逆に別の端末のSIMでも同様の通信不能状態なので本体の故障を疑いましたが、「赤ロム」の事を思い出してキャリア判別サイトに製造番号(IMEI)を入力してみました。
するとその結果は「×:利用制限中です」となっており、端末そのものにロックがかかって使用不能になっている事が明らかとなり、購入店に問い合わせる事に。
その購入店では「赤ロム保証」を実施しており、購入から時間が経っても「赤ロム」になった場合は全額返金してくれるのでそこまで損害は大きくありませんでしたが、こうした補償がなければ丸々損するところでした。
「赤ロム保証」のような補償を実施している中古スマホは他店舗に比べれば若干高いですが、ある日突然「赤ロム」になって使用できなくなって買い直しになるよりはマシと言えます。
特に中古スマホの通販では保証期間が「3ヶ月」などと区切られている事が多く、「赤ロム」化して損をする可能性が無きにしも非ずなので、できるだけ「赤ロム保証」のような補償を実施している店舗で購入しましょうね。