こんばんは、ツクシです。
先日「最強コスパを誇るAmazonタブレット『Fire HD 10 Plus』買ってみた」という記事を公開させていただき、非常にコスパの良いタブレットだと説明させていただきました。
しかし容量は64GBしかなく、デジタル書籍や動画を保存していたらあっという間に容量を使い切ってしまうのですが、microSDを利用すれば簡単に容量を拡張できます。
そこで今回は、FireタブレットにmicroSDカードを使用する際に気をつけなくてはならない事をご紹介いたします。
SDカードの用途に要注意!
FireタブレットはmicroSDカードスロットを標準搭載しており、現行モデルは最大で1TBのmicroSDを搭載できるので容量に困る事はほとんどないでしょう。
筆者は先日『Fire HD 10 Plus(第11世代)』の64GBモデルを購入しましたが、引き継ぎ元のiPad miniのKindleの容量が80GB近くあったため、128GBのmicroSDカードを購入しました。
そしてFireタブレットにmicroSDカードを挿入すると、「このSDカードの用途」という画面に自動で移行して、SDカードのフォーマットをどうするか決める事になります。
フォーマット内容がちょっとわかりにくいので、下図でざっくり説明しますね。
内部ストレージ | 外部ストレージ |
---|---|
内部容量扱い | microSD扱い |
取り外し不可能 | 取り外し可能 |
別デバイス読み込み不可 | 別デバイス読み込み可 |
アプリ・ファイル・メディアを保存 | ファイル・メディアを保存 |
上図を見ると「内部ストレージ」は取り外しできないものの、「外部ストレージ」と比べてアプリも保存できるようになるので、Fireタブレット専用で使うならコレ一択のように見えますね。
しかしコレはAmazonサービスを使う上で罠としか思えない仕様となっており、なんと「内部ストレージ」を選択すると何故かほとんどのデータがmicroSDに保存できなくなるんです。
冒頭で「Kindleの容量が80GB近くあった」と説明しましたが、本来であれば「本体64GB+SD128GB=192GB」なので、全部問題なくダウンロードできるハズです。
しかしダウンロードしている最中にポップアップメッセージが表示され、まだまだダウンロードする本が残っている状態で空き容量がないと警告されます。
そして設定にあるストレージを確認してみると、内部ストレージは確かに414KBしか残っていませんが、SDカードの容量はほぼ100%余っている状態なのがわかります。
理由はわかりませんが、どうやってもこの状態でSDカード側にデータを移すことはできず、「内部ストレージ」状態では写真すら保存できずアプリ本体のデータくらいしか保存できませんでした。
なので「外部ストレージ」にフォーマットし直して設定を見てみると、「内部ストレージ」の時には表示されなかったSDカードへのデータ保存スイッチが表示されるようになります。
デフォルトですべてONの状態なので、本体のデータを消して再度Kindle本のダウンロードをしてみると、無事microSDカード側にデータが保存されはじめました。
上記画像の最下部に「内部ストレージ」について「あらゆるファイルを保存できます」と書いてありますが、実際には写真1枚すらmicroSDに保存できず、データ保存スイッチが表示される事からこのメッセージが誤りである事がわかりますね。
百害あって一理もないので、FireタブレットでのmicroSDフォーマットは必ず「外部ストレージ」を選択し、筆者と同じ状態にならないように気をつけましょう。
Fire HD 10 Plus
Amazon純正タブレット
カテゴリ:タブレット
価格:18,980円〜